Krenz 個展
「impression
印象」
Date : 2022/7/6 → 7/19
(12日、19日は午後5時まで)
Place : 阪神梅田本店
8階 ハローカルチャー4
Illustrator : Krenz
Exhibition title :
「Impression 印象」
今回の個展タイトルは「IMPRESSION(印象)」となり、これは19世紀の印象派の美術用語に由来する言葉からです。
特に、「影にも色彩がある」と発見し表現した印象派の画家たちの色相技法を21世紀のデジタル技術を用いてさらに先進的、精密的に表現したのがKRENZ先生の仕事と考えられるからです。
それまでの絵画が筆を用いて影は黒という固定観念で描かれていたものが、印象派の画家達が補色を用いることによって光の当たる部分と影の部分を美しい色彩関係に変換しました。
KRENZ先生は、デジタル技術を用いて筆では表現しえなかった、さらに美しい補色、色彩関係を高精度に丁寧に構成し、「色彩の共鳴現象」を生み出しています。
この彼独自の色彩の共鳴現象によって、彼の眼に映る風景、人物、静物すべてが美しい色彩世界へと変換されます。
この綺麗なメロディーのハーモニーを聴くようなイラストをご鑑賞いただければと思います。
Profile : Krenz
1985年、台湾桃園生まれ。元智大学情報コミュニケーション学科卒業。Krenz's Artwork創設者とデジタル作画教育ブランド「KK魔法学院」主宰。
2009年にフリーランスのアーティストとしてデビューし、「K大」と呼ばれ、せつなき瞳を持つ美少女の作画を得意としている。
作画に関して独特な手法を用いて光と影や色彩を繊細な描画で表現し、「透視図法」の造詣も深く、その応用は自由自在。飛び抜けて卓越した画力ゆえに台湾では多くの教育機関とゲーム制作会社に作画と美術の講習会の講師として招かれ、アメリカ、ドイツ、中国、インド、インドネシア、タイなど海外でも数多くの講演会と講座に登壇している。
同じく2009年からマンガ・アニメ・ゲームで応用する美術の作画教育方法論を研究し、作画における透視図法、人物の動き、色彩などの基礎課程を作成した。
その独自な教育方法は分かりやすさと実用性の高さで話題をよんで、アジアで広く知られるようになる。
2018年にデジタル作画の教育チームを組織し、今は「KK魔法学院」で90名以上のイラストレーターの講師のリーターとして、デジタル作画の技法を広め、デジタル作画の人材の輩出を志している。