原翠ユキ 個展 夏マツリ」
Date : 2022/8/10 → 23
(16日、23日は午後5時まで)
Place : 阪神梅田本店 8階 ハローカルチャー4
Illustrator : 原翠ユキ
Exhibition title :
「夏マツリ」
幻想的な装飾文様に包まれた狐面の女性イラストを描く原翠ユキの個展です。
今展は、「夏マツリ」をテーマに夜想的な夏祭りの雰囲気の会場にて、近年取り組んでいる「狐舞」の作品をキャンバスアートやグッズにて原翠ユキの世界をご覧いただきます。
原翠ユキが取り組む「狐舞」には4つの要素があります。
1つ目は「狐」です。
作者は小さい頃から狐が好きで、シャープなフォルムや色々なものに変化できるところをとても魅力的に感じていました。
一緒に踊ろうと誘われているような、化かされているような、現実と非現実の曖昧な世界観を描いています。
2つ目は「お面」です。
お面は自分の内面を守るためであり、また、秘密にすることの美しさと妖しさを表現しています。
作者は「風姿花伝」の『秘すれば花なり』という言葉が好きで、作者なりの表現で描いています。
3つ目は「踊り」です。
「ええじゃないか」という江戸時代の幕末に流行った踊りがあります。
不安定な社会情勢を憂い、老若男女が「ええじゃないか」と歌いながら、仮装し楽器を鳴らし踊り続けた世直し騒動のような踊りです。
滑稽に見えますが、現代にも通じるものがあると作者は考えています。
踊りには人の苦しみや辛さを吹き飛ばす力があり、憂き世の中を面白おかしく踊ってやろうという表現となります。
最後に、「狐舞」(kobu)は「鼓舞」(kobu)と語呂が相通じています。
「鼓舞」は自分や相手を励まし、気持ちを奮い立たせることであり、この絵を見た方が、ほんの少しでも愉快さと力が湧くように願われています。
Profile : 原翠ユキ
Yuki Haramidori
現代と古典を融合させた和装の女性や装飾を中心に創作。
草花を主にした細かな模様をデザインし、着物や背景に描き込んでいます。
ジャンルを問わず音楽やダンスを鑑賞すのが好きです。
音楽やダンスに力をもらえてるので、その世界を絵で表現したいと思っています。
最近は狐面の女性が舞い踊る「狐舞」や蝶のデザインを描いています。
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阪神梅田本店 8階 ハローカルチャー
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